2009年ラクイラG8サミット

サミットの成果についてはこちらをご覧ください。

サミットに出席する主要国首脳へのONEの提言

今年のG8サミットは、7月8日から10日にかけて、イタリアのラクイラ(4月に地震に見舞われた)にて開催されます。今回も「開発とアフリカ」がサミットの重要議題となりますが、2005年のグレンイーグルズ・サミットで宣言した、最も貧しい人々に対する歴史的公約を果たすために、G8には1年間しか残されていません。しかも、この公約達成にかなり立ち遅れています。

G20枠組みなど他のフォーラムが重要性を高めている中、世界で最も裕福な国々がG8の枠組みをそれに相応しいものに保とうとするなら、この開発課題を推進し真のリーダーシップを示すべきです。G8国は各自の約束した支援額を支出し、世界で最も貧しく弱い人々が直面している課題に対応する建設的な解決策を見つけ出さなければなりません。更に、G8はアフリカ主導の開発を支援・奨励し、今回のG8に出席するアフリカの指導者達の要望を聞く必要があります。

ONEはG8各国に以下の行動を直ちに実行するよう要請します。

  1. 説明責任:政府開発援助 (ODA) 責任を達成していない各国政府は、明瞭なスケジュールを設定し、グレンイーグルズ公約の回復計画に同意する。今後もG8の誓約が持つ価値を高めるため、全ての計画に信頼できるスケジュールを添え、誓約達成に向け各国政府が定期的な財政援助を設定することにより、G8の説明責任を強化する。
  2. 農業:2010年にアフリカにおける中長期の農業イニシアチブに向け50億米ドルを追加援助し、種子や肥料の購入、小規模金融機関の拡張、地方の道路や灌漑システムなどの農業インフラへの投資、研究・研修への資金提供などの支援にあてる。
  3. 保健:「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」および「マラリア対策の行動計画」への十分な資金援助を行い、2010年までにマラリアによる死亡者数を50%減らす。医療制度を強化する役割を担う多国間の医療パートナーシップへの資金提供に関する確固とした目標・スケジュールを立てることにより、基本的な公共医療サービスに対する昨年の公約を発展させる。また、例えば肺炎、ロタウイルス、下痢性疾患の予防接種など費用効果が証明されている援助を実施すると共に、母子が必要とする基本的な医療に取り組む。
  4. 革新的な資金調達:G8がIMF理事会に以下のことを要請する。金やその他の財源から50億米ドルを用意し、貧しい人々が負債を作らないよう殆ど無利子で、それを資金として活用できるようにする。発展途上国が気候変動に適応できるよう基金を結集し、アフリカにおける悪影響を緩和するための国際的なインセンティブ体制を確立するよう奨励する。

G8各国は、効果的かつ効率が良い援助を心がけなければなりません。それには、世界が合意した援助効果向上に関する「アクラ行動計画」の実行方法を明確にした業務計画を公表することが必要です。

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G20ピッツバーグ・サミット 2009年9月25日